General American (GA, 一般アメリカ英語)

General American (GAと略す) は、アメリカの総人口の約3分の2の人たちが使うと言われている発音様式で、Standard American English と呼ばれることもある。一般に「アメリカ英語」というとこのGAのことを表す。GA はアメリカ中西部の方言から発達したものと言われているが、現在では全土に話者が分布している。一方、南部には southern drawl が特徴的な南部方言、北東部には、イングランド風の発音の特徴をとどめた北東部方言がある。

GA は rhotic accent で、yod dropping、T voicing、NT reduction などが起きがちであるという点において、イギリスの容認発音 RP とは顕著に異なっている。母音についても RP とは異なる体系を持っている。特に、RP では bath 等の語の母音は /ɑ:/ と発音されるのに対し、 GA ではこれが /æ/ と発音される。また、hot の母音も、RP では /ɒ/ なのに対し、GA では /ɑ/ であり、これも両者を分け隔てる母音の顕著な違いであると言える。

イングランドの人口の約3%しか話者がいないとされる RP は、社会階層や学歴の高さと結びつけて考えられることが多いが、アメリカ国民の6割強が使うとされる GA には、 RP のようなステータスの高さはあまり感じられないという。アメリカでは、発音よりも文法の方が社会階層や学歴の高さと結びつけられがちだそうである。

以下はジョージ・W・ブッシュ大統領(当時)の2001年の大統領就任演説の動画。彼の英語はGAの典型的な例だと言える。