Received Pronunciation (RP, 容認発音)

Received Pronunciation (RP, 容認発音)とは、イギリス英語の中でも特に標準的であると広く認められている発音のこと。Queen's English, King's English, Oxford English, BBC English, Public School English などと呼ばれる英語は一般に RP で発音される。

RP はロンドンを中心とするイングランド南部やイングランド東中部(East Midlands)の富裕層の発音に由来し、地域に根付いた訛りというよりはむしろ富裕層・教養層の間に根付いた階級的訛りの一種で、属する社会階層や学歴の高さを思わせるものである。

RP は、(その名の示す通り)発音様式の名称であり、文法や語彙等を含む(イングランド)標準英語(Standard English English)とイコールの関係ではない。つまり、RP を用いる人は通常、標準英語を使うが、その一方で、標準英語は地方訛りで発音されることも少なからずあるのである。

ある推算によると、標準的な英語を使うのは、イングランドの全人口の12%であり、一方、9%の人は地方訛りで標準的な英語を話すということである。そうすると、標準的な英語をRPで話す人はイングランドの全人口の3%程度しかいないということになる。

RP の特徴としては、例えば、non-rhotic accent であること、yod droppingH dropping を(ほとんどの場合)起こさないこと、L vocalisation にもつながる dark /l/ の発音が基本的にないことなどが挙げられるが、これらの詳細については、それぞれ個別のページで解説することにする。

RP というと、何となく、確固たる地位があり、固定化され変化しない発音のような印象を受けるかもしれないが、実際には時代と共に少しずつ変化してきているということも知っておく必要がある。また、テムズ川の河口付近の地域に発する訛りで、RP と Cockney 等の階級的訛りとが混ざったような、Estuary English (河口域英語)と呼ばれる英語も話者を増やしてきている。

RP の具体例として、以下に David Cameron 現英国首相の動画を張り付けておく。2011年の夏にロンドンやその他いくつかの都市で暴動が起き、日本でもニュースで大きく取り上げられていたが、この動画は、暴動に対する Cameron 首相の言葉。