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Profile

このページは唐澤一友(立教大学文学部教授)によって運営されています。中世英語英文学(古英語、中英語)や英語史を専門としています。また、関連分野として、印欧語比較言語学や語源学、イギリスの歴史や文化にも興味があります。このページには、これらの分野と関連した記事をいろいろと書きこんでいきます。

以下に、これまでに書いたもので、本として出版されているものを紹介します。「関連ページ」では、拙著と関連した追加情報や音声・画像情報などを見ることが出来ます。雑誌論文等を含むより詳しい業績一覧については、こちらをご覧ください。

著書  

世界の英語ができるまで』(亜紀書房、2016)

北ヨーロッパの片隅で使われていた英語が、どのようにして世界に広まり、世界の共通語と言われるまでになったのか、また広まった先々でどのように発達してきているのかということを扱った、「新しい英語史」の本です。

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著書  

The Old English Metrical Calenar (Menologium) (D.S. Brewer, 2015)

アングロ・サクソン時代の一年の流れの概要をまとめた古英詩Menologiumのエディションです。この詩についての解説やテクスト、注釈、現代英語訳、グロッサリーに加え、類似作品のテクストおよび翻訳、古英語文献における月の名称の用法に関する論考が含まれています。国際アングロサクソン学会(International Society of Anglo-Saxonists)より Best Edition 2015-2016 賞をいただきました

 

 

著書

英語のルーツ』(春風社、2011年)

英語とはどのようなルーツを持ち、どのような性質を持つ言語なのかをまとめた本です。英語の歴史以前から、古英語、中英語、近代英語へと、どのような変遷を経て英語が形成されていったのかということが大きく扱われています。単純なタイトルにもかかわらず、類似したタイトルの本は今のところ皆無のようで、良いタイトルをつけた気がします。


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著書

多民族の国イギリス 4つの切り口から英国史を知る』(春風社、2008年)

イギリス(特にイングランド)は、アメリカと並び、アングロ・サクソン系の人々が支配的な国として知られていますが、本書では、イギリスが「多民族」によって作られたもので、言語、文化、社会制度、血統等の観点から、アングロ・サクソンの国とは言い難いということを、国の正式名称、ユニオン・ジャック、王家の紋章、それに英語の成り立ちや性質とも関連させながら論じました。

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著書

アングロ・サクソン文学史:散文編』(東信堂、2008年)

アングロ・サクソン時代のイングランドで、古英語およびラテン語で書かれた散文作品を扱った文学史。「韻文編」と合わせると、アングロ・サクソン時代の主だった文学作品については大体カバーしたことになる。国内にはあまり類書がない。

 

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著書

アングロ・サクソン文学史:韻文編』(東信堂、2004年)

古英詩を中心に扱った文学史。『ベーオウルフ』等の英雄詩やエレジー、宗教史等に加え、文学的にはあまり注目されない呪文詩を大きく扱っている点で独特。初めて書いた本ということもあり、今となっては直したいところもないことはないが。。。


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翻訳 

中英語ロマンス イポミドン伝』(専修大学出版局、2009年)

15世紀に中英語で書かれたロマンス作品 The Lyfe of Ipomydon の翻訳。12世紀終わり頃にアングロ・ノルマン語で書かれたロマンスIpomedonがもとになっているが、ここに訳した中英語版は、大分簡略化されている。中英語版は、他にも、原典により忠実で長い韻文版(Ipomadon)と短い散文版(断片)とが残っている。南イタリアのアプリアやシチリア島などを舞台にした物語で、イポミドンが意中の人を手に入れるまでの冒険が描かれている。ハッピーエンドで終わるロマンスらしいロマンス。

編著書

「ベーオウルフ」とその周辺 忍足欣四郎先生追悼論文集』(春風社、2009年)

日本の『ベーオウルフ』研究の第一人者であった、忍足欣四郎先生に捧げた論文集。忍足先生による『ベーオウルフ』についての論文5編および古英語文学小史1編に加え、35人の方々に論文を寄稿していただきました。僕自身も、編集作業をしたのに加え、「egesan ne gymeð (Beowulf 1757b)の解釈をめぐって」というタイトルの論文を寄稿しました。

共著書  

唐澤一友、モート・セーラ 編『日本人が知りたい イギリス人の当たり前』(三修社、2017年)

イギリスの歴史や文化、現代社会等と関連する英語リーダー。日本人がイギリス人に聞きがちな質問を100取り上げ、それらの質問に答えた英文が収録されています。同僚と一緒に編纂したものですが、イギリスの友人にも大分手伝ってもらいました。

 

 

共著書  

日本英文学会(関東支部) 編『教室の英文学』(研究社、2017年)

大学の授業で英語や英文学を教える際にどのようなポイントに留意すべきか、どのような工夫が出来るかなど、実践的な英語教育・英文学教育論を集めた論集。僕は「中世文学への誘い」というタイトルの文を寄稿しました。

 

 

共著書  

石塚久郎、大久保譲、西能史 編『イギリス文学入門』(三修社、2014年)

タイトルの通り、英文学の入門書。僕は中世イングランドの歴史的背景、中世英文学史のアウトライン、『ベーオウルフ』、アルフレッド大王、英語の歴史とイングリッシュ・アイデンティイティ、戦争、ゴシック・ファンタジー等の項目の執筆に参加しました。

 

 

共著書  

L. S. Chardonnens and B. Carella (eds.), Secular Learning in Anglo-Saxon England: Exploring the Vernacular, Amsterdamer Beiträge zur älteren Germanistik 69 Rodopi、2012)

アングロ・サクソン時代の secular learning と関連する10編の論考を集めた論文集。僕は、"The Prose Menologium, the Verse Menologium in the Tradition of Elementary Computistical Education in Late Anglo-Saxon England" というタイトルで、散文と韻文の Menologium の性質と、両者の関係性について論じました。

共著書

T. Matsushita, A.V.C. Schmidt, and David Wallace (eds.), From Beowulf to Caxton: Studies in Medieval Languages and Literature, Texts and Manuscripts, Studies in Historical Linguistics 7 (Peter Lang、2011)

14編の論考を集めた論文集。僕は、"Hrothgar in the Germanic Context of Beowulf" というタイトルで、『ベーオウルフ』に登場するフロースガール王は、極めてゲルマン的(世俗的)な性質の王として描かれている、ということを論じました。

共著書

中央大学人文科学研究所編 『英雄詩とは何か』 研究叢書55 (中央大学出版部、2011年)

中央大学の人文科学研究所の研究プロジェクト「英雄詩とは何か」と関連して出版された論文集。『ギルガメシュ叙事詩』、『マハーバーラタ』、『ベーオウルフ』、中世フランスの武勲詩、『ニーベルンゲンの歌』、『わがシッドの歌』、『ランスロ本伝』を扱った7編の論文が収められている。僕は、「『ベーオウルフ』におけるヒロイズムについて」というタイトルで、古英語の英雄詩『ベーオウルフ』において、英雄がどのように描かれているかを考察しました。

共著書

清水誠編『アイスランドの言語、神話、歴史 日本アイスランド学会30周年記念論文集』(麻生出版、2011年)

日本アイスランド学会の30周年を記念した論文集。8編の論文と2編のサガの翻訳を収録。僕は、「アングロ・サクソン・イングランドにおけるWōden/Óðinn」というタイトルで、アングロ・サクソン時代のイングランドで、異教の神Wōden/Óðinnの捉え方がどのように変遷して行ったかを論じました。

 

 

共著書

T. Oda and H. Eto (eds.), Multiple Perspectives on English Philology and History of Linguistics: A Festschrift for Shoichi Watanabe on his 80th Birthday, Linguistic Insights 129 (Peter Lang, 2010)

渡部昇一先生の80歳をお祝いするべく門下生が集まって作った論文集。僕は、"The Negative Conceptions of OE dream and their Origin" というタイトルで、古英語のdreamという単語の語源や意味変遷について論じました。

共著書 

栴檀の光 富士川義之先生、久保内端郎先生退職記念論文集』(金星堂、2010年)

駒澤大学文学部の富士川先生、久保内先生の退官を記念した論文集。僕は、「古英詩における語の異形(ヴァリアント)の利用について―『メノロギウム』の場合」というタイトルで、この古英詩を作った詩人に特徴的な言葉遣いについて論じました。仏教系大学らしいタイトルの論文集です。

 

 

共著書

松下知紀、篠田勝英編 『Anglo-Saxon語の継承と変容II ― 中世英文学』(専修大学出版局、2010年)

中世英語英文学関連の論文5編に加え、中世フランス文学(『薔薇物語』)関連の論文2編、さらには、中世資料のデジタルテキスト化や文字認識プログラムに関する論文2編を含む論文集。僕は、"Beowulf Scholarship in Japan 1925-2008: An Overview" というタイトルで、日本の『ベーオウルフ』研究のこれまでの動向を簡単にまとめると同時に、日本における『ベーオウルフ』関連書籍・論文の一覧を作成しました。

共著書

松下知紀、池上忠弘編 『Anglo-Saxon語の継承と変容I ― 中世英文学』(専修大学出版局、2009年)

中世英文学関連の論文11編を収めた論文集。僕は、「古英詩Menologium研究 ― Prose Menologium との比較から ―」というタイトルで、『メノロギウム』という作品がどのような性質のものかを論じました。このテーマは、僕の博士論文の内容とも重なるとこがあり、ここ数年の間、最も時間を割いて研究してきているテーマのうちの一つです。

共著書

サウンディングズ英語英米文学会編、小林章夫監修 想像力と英文学 ― ファンタジーの源流を求めて金星堂、2007年)

ファンタジーと関連する論考8編を収めた論文集。ピーター・ミルワード先生の序文付き。僕は、「中世文学の世界とファンタジー 『ベーオウルフ』とトールキンの場合」というタイトルで、ファンタジーとは言い難い『ベーオウルフ』(および他の様々な中世文学)からの影響を受け、トールキンはいかにしてファンタジーの一大源流と言える世界を築いたのかということを論じました。